太陽・9
黒点からは、磁気と一緒にしばしば熱いガスもふきあげられます。このふきあげられたガスのながれは、プロミネンスとよばれます。秒速300kmもの速さで、太陽の大気のなかをアーチをえがいてふきあがります。
プロミネンスのなかには、宇宙空間にまでとびだすものもありますが、ほとんどはまた太陽にもどります。長さが10万km以上もあり、はばが500kmもあるプロミネンスもめずらしくありませんが、だいたいは、数時間のうちにおさまってしまいます。なかには、数日から数週間にわたって続くものもあります。この写真は、熱いプロミネンスのガスをともなった磁気の輪です。
太陽・10
大きな黒点の磁気の力は、ときどきフレアと呼ばれる炎のような爆発をひきおこすことがあります。フレアはほんの数分間しか続きませんが、1回で水素爆弾1000万発分もの力になります。この爆発は、一瞬のうちにものすごい熱や光、放射線などをおくりだします。この放射線が、数時間後に地球におそいかかると、短時間ですが、広範囲にわたって、電波による通信をさえぎり、飛行機や船の磁石を狂わせてしまいます。
フレアはまた、大量の陽子や電子などの微粒子を、宇宙にときはなちます。その1部は地球にもとどき、北極と南極の近くの地場にとらえられます。この粒子が大気中をおりてくるとき、さまざまな色に輝く光のカーテンを作ります。これがオーロラです。オーロラは極光とも呼ばれます。