火星・9
バイキング1号、2号は1975年の8月と9月に打ち上げられました。どちらのバイキングも、火星のまわりをまわる宇宙船(オーダビー)と、火星の着陸する探査機をつんでいました。これはアメリカが計画した、はじめての惑星着陸船でした。
毎時数万kmものスピードで飛び続けたバイキングは、およそ10ヶ月で火星につきました。着陸がきまるまで、バイキングのオービターは、1ヶ月にわたって、火星のまわりをまわり続けました。
.バイキング1号の探索機の重さは、およそ1200kgです。中に積み込まれた精巧な機会を傷つけないために、まるで、鳥の羽根が、静かに落ちるように着陸させなければなりません。バイキング1号の着陸は、幸運にも成功しました。科学者たちは、着陸地点は、なめらかで安全だと考えていました。しかし、実際には、探査機とおなじくらい大きい石が、ごろごろしていました。もし、石ころの上にのりあげてしまっていたら、探査機はひっくりかえって、壊れてしまったでしょう。